【しつけって何すればいいの?】フェレットを飼うときに必要なしつけと方法

ペットを飼うのは初めてで、「しつけ」って言っても何からどう始めていいかわからないよ。私にできるかな…?

フェレットを人間の暮らしの中に迎える際には、お互いが気持ちよく暮らせるためにルールを覚えてもらうことが必要です。しつけとはそのルールを教えることを言います。この記事では一緒に暮らしていくうえで、重要なポイントとなる噛み癖の強制とトイレのしつけ、その他にも使えるしつけのやり方をご紹介します。

それくらいならできそうかも!

この記事でわかること

一緒に暮らしていくうえで、しつけておいた方が楽なこと

  • しつけの方法
  • 噛み癖のしつけ(人・もの)
  • トイレのしつけ
  • その他、覚えてもらうとうれしいしつけ

基本的なしつけの方法

しつけに何よりも必要なのは「一貫性」です。一度だめと決めたことは、毎回同じ教えをしなければなりません。例えば、噛み癖をやめさせようとしつけても、家族の誰かが、噛んだ時におやつを上げたりしていると、「噛むとご褒美がもらえる。」と覚えてしまいます。しつけをする際には、いいこととだめなことを一貫性をもって教えるようにしましょう。

しつけのやり方

  1. 「してほしい行動」にご褒美をあげる
    バイトなど好きなおやつをご褒美としてあげる方法です。うまくできたらいっぱい褒めてあげてご褒美を上げることで、フェレットは「これをするとうれしいことが起こる」と覚えます。
    ただ、時間がたってから行っても、何に対して褒めてくれているのかわからないので、行動後すぐに行うことがポイントです。
  2. 「してはダメな行動」を起こすと「嫌なことが起こる」と教える
    人や金網、コードなどを噛んだり「してはダメな行動」をしたときに、叱る方法です。フェレットは大きい声が苦手なので、「ダメ!」と大きな声で強い口調で叱ります。鼻先を軽く押したり(はじくのはNG)、なめても問題のない苦い薬をコードにつけたり、いったんケージに戻してしばらく置いておく「タイムアウト」という方法もあります。フェレットはいいことと悪いことの区別はつかないため、「これをすると嫌なことが起きるからやめておこう」という風に覚えさせます。
    こちらも時間がたってからでは効果がないので、行うタイミングが重要です。ちなみに、鼻先をデコピンする。という話はよく聞きますが、毛細血管が切れたりすることもあるなど、けがにつながることと、信頼関係を壊すことにもなるのでお勧めしません。

噛み癖のしつけ(人・もの)

フェレットと暮らすうえで、一番問題になりやすい「噛み癖」。噛む理由としては恐怖や不安、急に触られるなどしてびっくりしたときに反射的に噛む、体調が悪い、空腹、入試の生え変わりの際にかゆくて噛む、あそび、などがあります。同じ「噛む」でも何らかしらのメッセージ性がある場合があり、必ずしも攻撃的だから。とは限りません。
愛されフェレットになるためには噛み癖の強制が必須です。根気がいるかと思いますがしっかり覚えさせましょう。

画像出展:フェレットワールド

噛んだ時のしつけ例
・大きな声で「ダメ!」と叱る
・鼻を軽く押す(デコピンのようにはじくはNG)
・口を開けたときにほっぺたをギューッと押す
・喉の奥に指を突っ込む(指をかまれる可能性はありますが、苦しいのでフェレットは嫌がります。)

絶対NG
・噛むのをやめさせるためにおやつを与える
気をそらすためにおやつを与える人もいますが、そうすると、「噛めばおやつをもらえる。」と覚えてしまうので絶対にやめた方が良いです。

トイレのしつけ

フェレットは基本的にきれい好きな動物なのである程度決まった場所でトイレをします。部屋の角でトイレをするので、それを利用して早めの段階で「トイレはここだ」と教えてあげましょう。

■ケージ内でのしつけ
・フェレット(ウサギでも可)専用の四角いトイレを用意する。
・トイレ以外の角に、寝袋やごはん皿を置き、トイレがしにくいようにする。
・フェレットの糞を少しトイレに入れておく。

■ケージの外でのしつけ
・外用のトイレを準備
・角の臭いをかいで、壁側にお尻を向けて後ずさりすると、トイレのマウンティングです。そのまま素早くトイレに異動させ、ここがトイレ。ということを教えてあげましょう。
始めのうちは廊下など狭い範囲で放牧させてある程度トイレの場所を覚えてから広い部屋で放牧すると教えやすいです。

ちなみにこたまる家ではウサギ用の三角のトイレも用意しましたが落ち着かないようで使いませんでした。個体差によるかと思いますが、うまくできない子は大きさを大きくしたり、形を変えてあげるのもよいかもしれません。

その他、覚えてもらうとうれしいしつけ

噛み癖の矯正とトイレのしつけはぜひ覚えてもらいたいものですが、やはり一緒に暮らすならもっと仲良くなりたいもの。おやつなどのご褒美をあげて、「うれしいこと」だと覚えてもらいたいものをご紹介します。

・名前を呼ぶと来る
 名前を呼んで近くまで来たらご褒美をあげることで自分の名前を憶えてくれます。
・抱っこされるといいことがある
 抱っこ癖を付けたいなら、小さいころから抱っこしてバイトなどを与えると抱っこにも慣れます。

など、その他、かわいいしぐさをした際にご褒美をあげると覚えたります。これを応用すると芸も覚えるようです。

まとめ

しつけのポイント

  • 一貫性をもって、タイミングよく行う
  • 「したほしいこと」をしたときはおやつなどのご褒美を与える
  • 「してほしくないこと」をしたときは「いやなこと」が起きるとフェレットに認識させる(おやつなどあげない)
  • 体罰は信頼関係も壊し、けがのもとになるのでNG
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