フェレットのお手入れの一つである爪切りって、失敗すると血が出るんでしょ?私にできるかなぁ。。。
穴掘りをしたり、運動したりすることである程度伸びるのは遅くなりますが、飼育下のフェレットは基本的に定期的に爪を切ってあげる必要があります。
ここでは爪切りの必要性や頻度、切り方をご紹介します。はじめは苦労するかもしれませんが、慣れてしまえば簡単ですので試してください。
- 爪切りの必要性
- 爪の仕組み、爪切りに必要なもの
- 爪切りの方法
① 二人できる(一人が保定してきる)
② 一人できる(寝てるときに切る)
③ 一人できる(バイトに夢中なうちに切る) - 血管を切って血が出てしまった時の対処
フェレットに爪切りは必要か
飼育しているフェレットは基本的に1~2週間に一度は爪切りが必要です。
爪が伸びすぎるとケージの隙間やカーペットに引っかかってけがをしたり、ひどくなると、足がうまくつけないなど歩行が困難になる場合もありますので、伸びたら切ってあげましょう。
伸び続けると血管や神経まで伸びてしまうので、歩くたびに痛みを感じやすくなったり、いったん伸びると神経は縮まないので、爪がそれ以上きれなくなります。
具体的には、フェレットと遊んでいて当たって痛い、伸びているな、と感じたら切り時です。
爪の仕組み・爪切りに必要なもの
フェレットの爪は半透明の部分、白くなっている部分、ピンクの部分に分かれています。ピンク色の部分は神経や血管なので、切らないように気を付けましょう。
人間用の一般的な爪切りでは爪を「切る」というよりも「割る」という感じになるので小動物用のハサミのような爪切りがおすすめです。ウサギなどと同じはさみでOKです。
切る部分は前段でも記載した通りピンクの部分を切らないように、半透明と白い部分までを切ります。毛や肉球に隠れて見えにくいこともあるので、その時は肉球を下から押すように抑えると、爪が露出して見えやすくなります。
あくまで無理はせず、整える程度、と思って切るとよいと思います。
フェレットの爪切りの方法 3通り
爪切りの方法に決まりはないので、一般的によく言われる方法を3つご紹介します。どうしても難しい場合はペットショップや動物病院でも有料でやってくれる場合も多いのでそちらを活用するのもよいと思います。
(管理人もはじめのうちは購入したフェレットワールドさんのサービスを利用していました。)
1.二人で切る 一人が保定して切る方法
一番安全な方法かと思いますが、一人が保定し、もう一人が爪を切る方法です。
保定とは、診察や治療の際によく使う、フェレットが暴れない、かつ安定する持ち方です。首筋から頭の後ろにかけての皮膚をがっつりとつかんで持ち上げます。腰を痛めてしまうのでお尻は逆の手で支えてあげます。一見かわいそうに見えますが、母親が子供の首をくわえて運ぶ方法を同じなので安心する持ち方と言われています。
2.一人で切る 寝てる間に切る方法
こたまる(管理人)もよく行う方法です。一人暮らしや眠りの深いフェレットちゃんにはおすすめの方法です。
寝ている間に膝の上にのせて爪をぱちぱち切ります。
眠りが浅い子だと難しいですが、眠りが深い子であれば一番簡単なのでは?と個人的には思っています。
突然起きることもあるのでうっかり血管を切らないように注意してください。
3.一人で切る お腹にバイトを塗って夢中なうちに切る
膝の上にあおむけに抱っこをしてフェレットのおなかや飼い主の聞き手と逆の手首にバイトを塗り、夢中でなめている間に切る方法です。
一人暮らしの人など、保定してくれる人がいない環境の人がよく使う方法です。バイトをなめている間に切る必要があるので、ある程度の手際の良さが必要です。はじめのうちはバイトを大量に使ってしまうかもしれませんが、保定してくれる人がいない環境で、眠りの浅いフェレットちゃんの場合はぜひ、覚えてほしい方法の一つです。
もしも血管を傷つけて出血してしまったら
爪を深く切りすぎてしまい、ピンクの部分を傷つけると出血してしまいます。
その場合は慌てずに清潔なガーゼで圧迫止血してください。少し力を入れてしばらく抑えれば止まるはずです。
ただ、フェレットが興奮してなかなか止まらないこともあるので、止血剤やオキシドールを準備しておくと安心です。
止血剤は小動物用のものが売っていますので買っておくと安心です。ほかにも、薬局などで売っているオキシドール。ペットボトルのキャップくらいの大きさでよいのでそこにオキシドールを張って指ごと入れると凝固剤の役目も果たし、すぐ止まります。
小動物にとっては出血が多いと命取りになりかねません。気を付けていても、フェレットが急に動いたりして切ってしまうことももちろんあるので、いざというときのために備えておくと安心ですね、
- フェレットの爪切りは健康のため、1~2週間に一度は切ってあげましょう。
- ピンクの部分は血管が通っているので切らないように注意。
- 無理はせず、どうしてもできなければ動物病院やペットショップも活用する。
- 深爪により出血した際は、慌てず止血剤かオキシドール、圧迫止血で対応