フェレットはカラーバリエーションが豊富
フェレットっていろんな毛色の子がいるんだね。どんな種類がいるのか知りたいな。選ぶ注意点とかあるのかな？
フェレットはカラーバリエーションが豊富で、毛色や模様、目・鼻の色によっても印象が大きく変わります。
最も基本的なカラーはセーブルとアルビノ。その2種類を元に被毛の種類やパターンなどの組み合わせでさまざまな種類があります。
ファームによって色の定義が違ったり、同じカラー・パターンでも個体によってさまざまですのでお気に入りの子を探す参考にここでは主要なカラー12種とお迎えする子を選ぶ際の注意点をご紹介します。
・カラー(色)とパターン(模様)の組み合わせは20種類以上
・成長とともに濃い色になったり薄い色になったり、模様がなくなったりすることも多い
・色が薄い子は難聴になりやすい傾向もあるのでお迎え前に確認を。
被毛の構造
フェレットの毛はガードヘア、オーンヘア、アンダーコートの２種類からなり、長さやパターンなどの組み合わせにより、さまざまなカラーバリエーションが生まれます。
パターン
毛色の違いによってできた模様や色柄のことを言います。
マスクやミットのほかに、ブレイズやパンダなどもパターンの一種です。
マスク
顔のくまどり模様のこと。
ミット
前、後ろ足のさきが手袋や靴下のように白や淡い色になっている。
ビブ
首の下がエプロンをしたような白い柄になっている。
主なカラーバリエーション
セーブル
- 最もポピュラーなフェレットのカラー。フェレットの基本色の一つ。
- ガードヘアは濃い茶色から黒色で、アンダーコートは白からクリーム色や明るい金色。
- 顔にははっきりとしたくまどりがある。
- 価格：比較的安価
アルビノ
- フェレットの基本カラーの一つ。先天性の色素欠乏によっておこるアルビノはほかの動物では珍しいですがフェレットでは一般的です。
- 色素がなく、ガードヘアもアンダーコートも白からクリーム色。
- 目は赤色
- 価格：やや高め
バタースコッチ(チョコレート)
- 茶色ベース柔らかい色で人気のカラー。色のバリエーションも豊富。
- ガードヘアはミルクチョコレート色。アンダーヘアは白からクリーム色。
- 顔にははっきりとしたくまどり
- 価格：普通
シルバー
- 黒いガードヘアに白いアンダーコートでシルバーに見える。白と黒の濃淡によってさまざまなバリエーションが楽しめる。
- 年齢や季節によって濃淡の変化が激しいのも特徴。
- 価格：普通
ホワイトファーブラックアイ
- アルビノとは別系統の白毛のフェレット。色素欠乏症ではないので年齢や季節によって黒い毛が出てきたり減ったりする。
- ガードヘアもアンダーコートも白からクリーム色。ガードヘアが90％以上ホワイトであればホワイトファーとなる。
- ほかのカラーと比べて極端に数が少ない
- 価格：高い
ブラックセーブル
ブレイズ
シナモン
パンダ
シルバーミット
スターリングシルバー
フェレットを選ぶときの注意
毛色や模様が成長すると変わっていくことがある
フェレットは年に2回毛が抜ける時期(換毛期)があります。その過程で色や模様が変わることはよくあります。
特にパンダやブレイズ、シルバーミットの子たちが変化しやすいといわれています。
時には真っ白に変わることもあるそうです。昔の方がよかったのに…と思うこともあるかと思いますが、それも楽しみのひとつですね。
こたろーぼくの毛色はだんだん濃くなっているよ
色の薄い子は難聴になりやすい傾向がある
色の白い子は難聴になりやすいという話があります。
フェレットは背中(脊髄)で作られる色素細胞によって色が決まってきます。色の薄いフェレットはメラニン色素が少ないとされ、メラニン色素が少ないと耳の中のカリウムイオン(K⁺)の調節がうまくできず、難聴の一因になってしまうそうです。
先天性であったり、老化や生活習慣であったりと原因は様々ですが、フェレットの難聴は珍しくありません。
苦労もあるかと思いますが、大切な家族として可愛がってあげてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ご紹介した通り、フェレットは非常に多くのカラーバリエーションがあります。同じカラーでも模様が微妙に違ったりと、同じ子は二人はいません。
最近はお店に入ったタイミングでTwitterやお店のHPに掲載するお店も多いので気になる子がいたらお店に足を運んで「この子！」というNo.1を探してください。
